ピアノを弾けば丸裸

ピアノの練習を1年続けた記念に、サイドバーにある裸のピアノマンを ももみさんに 描いていただきました。

絵のテーマは

  • 真実
  • 恥ずかしがらないこと

学生のころ、アコギ部でギターを弾いていました。といっても、ピアノの練習動画を見てもらえばわかるとおり、音楽的才能や適性があったわけではありません。けっして卑下するわけではありませんが、いわゆる下手の横好きというやつです。

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当時は、小さいころから楽器をやっていた上手い人たちを羨望の目で眺めていました。それでも、ギター教室に通うでもなく、誰かに教えを乞うでもなく、コード表を見ながら歌って過ごす毎日でしたから、まったく上達しませんでした。今、思い返すともったいないですよね。

働き出してからは、心のゆとりもなくなり、だんだんと楽器からは遠ざかっていきます。ただ、頭の隅っこに「いつか、音楽を勉強したいな」という気持ちだけがは残っていました。30代になり、時間に少し余裕がでてきてからも、「今から楽器をやって何になるのか?他にやることがあるのではないか?」という考えがよぎって、音楽を学びなおすという選択ができませんでした。

そんな感じで過ごした20代・30代でしたが、30代後半に3か月ほど肩の脱臼でリハビリ入院したころから考えが変わりはじめます(プロフィール参照)。入院中、シニアの方々とお話しさせていただくことが多く、その中でも楽器を弾き続けている方との会話は、とても楽しい時間でした。このころから「また楽器やろうかな」と、ぼんやり考えはじめます。

そして、ぼんやり考えて数年がすぎ(笑)あるとき、ピアノマーベルに出会います。もともと、友達用に作ったピアノコードを表示するページがあるのですが、そこへ広告掲載のお問い合わせをいただきました。これだと思ったわけですよ。

私は今まで、自分で作ったサイトへの直接広告掲載は、全てお断りしてきました。ですが、ピアノマーベルというサービスを見たときに、「この話は進めたほうがいいじゃないか」と感じたんです。「いつか楽器をやりなおそう」と思っていたこともありますが、直感で「これは学ぶ人のことを考えて作られている」とも感じたからです。

なぜ?と聞かれると困ってしまうのですが、小さくとも長らくWEBサイトやWEBツールを作っていると、それが誰のために作られているか?が分かるようになります。いや、それは妄想で、実は分かってないのかもしれませんが、これは「使う人のために作られている」と感じたのです。このときの直感は、1年たった今でも正しかったと思っています。使ってみればわかるとおり、ピアノマーベルにはピアノ学習者と指導者のための工夫が詰まっています。

ところで、何の話でしたっけ、このページ?

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そうそう、「ピアノを弾けば丸裸」という話です。イラストの話です。前置きが長すぎて、忘れるとこでした。

そんなこんなで、電子ピアノで練習をはじめて1年になろうとしています。練習をはじめた頃からの記録動画も貯まってきて、少しづつですが演奏も楽しくなってきました。1年間、続けられた自分を褒めたたえるために(笑)ももみさんに絵を描いていただきました。仕事以外でお金を支払って絵を描いていただいたのは初めてかもしれません。

ちょうどピアノ練習を始めた頃、個展をされていた ももみさん のポートフォリオを拝見する機会がありました。その時に見た、楽器演奏者の口元と、女性のお腹のラインがとても印象的でした。このブログに1周年記念のイラストが欲しいなと思ったときに、まっさきに思い浮かんだのがそのスケッチのラインでした。

絵のテーマは

  • 真実
  • 恥ずかしがらないこと

やっと冒頭のイラストのテーマにたどりつきました。このテーマを伝えて描いていただいたのが裸のピアノマンです。

私は行き当たりばったりで、適当に人生を歩んでいる人間ですが、それでも40にもなれば、見栄もあって多少の格好はつけたりします。ところが、楽器の演奏というのは、格好のつけようがないんですよね。もう本当に生の自分がでてしまいます。

立場があれば格好をつけることは必要です。ですが、楽器を弾けば自分は丸裸。怖がらずに、裸の自分もだしていこう。そうすることで、同じように、歳を重ねてからでも楽器を始める人が増えたらいいなと思っています。これが、下手でも練習記録を動画で残している理由です。

もしかしたら、練習動画を見ている人の中には、よくのこの腕前で公開できるなと思っている人もいるかもしれません。ですが、いつも恥ずかしさに身もだえしつつ動画編集をしています(笑 「これなら自分にもできるかも」と、楽器をはじめる人が増えることを願って。

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私は緊張しすぎて人前では演奏できないタイプの人ですが、楽器を弾くことが大好きです。途中休憩することがあるかもしれませんが、ギターもピアノも楽しんで続けていきたいと思います。

最後になりましたが、ブルースギターのサイトを運営されてる お友達のa-kiさんの夢がひとつ叶ったそうです。※記事後半のPS部分。サイト運営者冥利につきる妬ましい素敵な話です。a-kiさん、おめでとうございます! 私も楽器やWEBを通して、誰かの人生に良い影響を振り撒けるようブログを続けたいと思います。

[2016/07/21 ピアノ練習が1年続いた記念ログとして]