ピアノマーベルを6ヶ月続けて分かったこと

ピアノの上達

ピアノマーベルで練習を続けて6ヶ月が過ぎました。6ヶ月目で分かったこと感じたことをレビューとして残します。

ピアノの上達に効果があったと実感していること

もれなく基礎を積み上げている感覚がある

ゆっくりと
でも確実に
必要なことを
学んでいる感覚。

一冊で完結するような楽器指南書で練習を続けると、ある程度すすんだところで本当に基礎ができているのだろうかと不安になることがあります。ピアノマーベルは、まんべんなく必要な基礎を学べているという感覚で、「これでいいのだろうか」と不安になることはありませんでした。

細かく分割して練習する習慣がついてきた

なぜか理由がわからないが上手く弾けないレッスン曲がある。それでも、何度も同じ小さなミスを繰り返し、疲れて曲の練習が中途半端になってしまう。というのは楽器演奏に限らず、よくあるパターンです。よくある原因のひとつに、同時に複数のできないことを練習しているというのがあります。この場合、解決方法は簡単です。

  1. 小さな課題に分解できないか考える
  2. 分解した小さな課題をひとつずつ練習する
  3. 1日で完成させようとせず、4・5日後の完成を目指す。

言葉にすると簡単ですが、習慣として身についていないと意外とできないですよね。ピアノマーベルの練習曲は、全て分解した形で練習がすすみます。数ヶ月すれば、分解して練習することが習慣として身についてきます。楽器習得以外でも、分解して練習する習慣があると、習得が速くなるります。ですから、分解して練習する習慣が身につくことは、ピアノマーベルの最も大きなメリットかもしれません。

楽譜が読めるようになってきた

音の高さや長さに関しては、問題なく読めるようになってきました。ただし、リピート記号など紙の楽譜で必要になる記号は別途覚えないといけません。紙の楽譜を使って練習することが増えてきたら、その時に覚えていこうと思います。

楽譜が読める。と、一言でいっても、読み方もレベルによって変わってくるはずです。今のところは、音と高さと長さが読めるという段階です。もう少し進めて、曲の全体の流れや構成を意識しながら出来るようになればいいですね。

あと、休符を意識するのが難しいです。休符記号が書いてあっても、目に入らずに弾いていることが多々あります。これは別に時間を取って練習するべきと感じていますが、いい練習方法が思い浮かびません。先生に相談しないと。

不満に感じていること

強いてあげるとしたら、動作がもっさりすることがあることぐらい。オンラインでデータを読み込んでいるので仕方がない部分かもしれません。改良されて、同じ曲のリピート練習などが軽快になれば嬉しいですね。ただ、それほど性能がいいタブレットを使っているわけではないので、性能がよければ解決する問題かもしれません。

あとは、自分が弾いた曲が録音・再生できる機能があれば完璧。演奏中は音がずれていても、気付かないことがあります。手を止めて聞くことでチェックできる仕組みがあれば練習が捗ります。
※2016年2月時点

6ヶ月前の自分に伝えたいこと

もしくは、今からピアノマーベルを始めるひとへ。

記録された練習時間に縛られ過ぎない

ピアノマーベルでは、楽譜を再生して練習した時間が記録されます。おかげで、時間管理がしやすく、ヤル気の維持にもつながります。ですが、気をつけておかないと、ピアノマーベル上で表示される練習時間を増やすために、練習をする状態になってしまうかもしれません。

ピアノマーベルに記録される練習時間 ≠ 上達

ピアノマーベルの練習時間は、レッスンを再生した時だけカウントされます。レッスンがうまく出来なければ、再生せずに、じっくり楽譜を読み手元をチェックするのが良いはずです。ところが、練習時間のカウントを増やしたいという欲求に負けて、とにかく再生しながら練習を続けてしまうということがありました。これでは逆効果です。

練習は上達するためであって、練習時間カウントを増やすためではありません。練習時間カウントは、あくまで練習のための道具です。道具に振り回されないように気をつけよう。

入門・初級は時間をかければできるようになる

以前、2-Eで練習が停滞していたことを記録で残しました。2-Eまでは、毎日のように上達(少しづつ)している感覚がありました。ところが、2-Eに入ってから新しいポジションに指がついていかず上達の感覚もなく、不安な3週間でした。

よかったのは、指がまったく動いてくれないような新しい動作でも、3週間ほど続ければ出来るようになったという経験を得られたことです。もちろん、人によって3週間という期間は変わります。大事にしたいのは、これぐらいの期間続ければ出来るようになるだろうという自信がついたことです。

できない期間が長く続くと、自分には才能がないからと言い訳が頭をよぎります。ですが、それは中級以上のレベルの話で、入門・初級は時間をかければ出来るようになります。

※11ヶ月目の追記:地道に練習をつづけていたら、ポジションの移動も苦にならなくなってきました。まだ、ぎこちないけどね。

以上、ピアノマーベルを6ヶ月続けてわかったことでした。1年続けられたら、また振り返ってレビューしたいと思います。

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